iPadを使って英語論文をさくさく読む ーとにかく単語の検索が楽ー
英語論文を読むにあたって、そもそも英語がネックになると思います。
特に、知らない単語を調べるのは、とっても時間がかかります。。。。。
私は、iPadを使って英語論文を読むようになって、読むスピードが劇的に早くなったので、英語論文を読むにあたってiPadを使って英単語を短時間で調べる方法を紹介したいと思います。
例えば、iPadを使って英語論文を読んでいる時、
以下の英文において「predictor」の意味がわからないとします。
次に、このような吹き出しが出てくるので、辞書を選択します。
すると、下図のように、意味が表示されて、とっても簡単に意味を理解できます。
最後は、忘れないようにApple Pencilを使ってメモを取ればもう次の文章に進めますね。
以上、です。
とても簡単じゃないですか?
辞書を使う場合は、パラパラ探したり、電子辞書でも単語を打ち直したりする必要があり、英単語を調べるために必要な手間が多く、時間がかかります。
英単語がわからない、調べるのがめんどくさいという理由で英語論文を読むのを躊躇している人は、iPadで解決です。
Work Hard Play Hard !
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論文・文献の探し方 ー論文・文献のタイトルが分かっている場合ー
本日は、論文・文献の探し方についてです。
大学のレポート課題や卒業研究を始め、論文・文献を探す機会は多岐に渡ります。
突然、教授が△△△の論文を読んでおいてと言ってきたりします。
また、医療職者は、日常的に論文・文献から得た事実を元に、目の前の対象者の治療に役立てる作戦を練る必要があります。
大学人も医療職も論文を読むだけが仕事ではありません。論文を読んで、自分はどう考えて行動するか、そこまで考える時間と努力が必要です。
したがって、論文・文献を探すことに割く時間は短いにこしたことはありません。
そこで私が実践している論文・文献探しのルーティーンをご紹介します。
ルーティーンを持っていると良い点は、「入手できません」という選択をとれることです。
私の論文・文献探しのルーティーン ータイトルが分かっている場合ー
①「Google Scholar」に探したい論文・文献のタイトルを入力して検索
↓
②「PubMed」で再検索
↓
③「Yahoo」で再検索
↓
④どうしても必要な場合は、文献複写を依頼。
以上です。
ほとんどの場合、①で完了します。
②は大学人なら有名かと思いますが、③がみそで、どこかよくわからないサイトをヒットさせてくれることがあります(笑)
このルーティーンで見つからない場合は、文献複写(金で解決)や蔵書のある大学の知人にお願いするなどの方法がありますが、お金はかけたくないし、知人にも迷惑をかけたくありません。どうしても必要な論文にはお金をかけても良いと思います。
ただ、この方法で無理なら諦めて他のものにあたってみて、同じような根拠を得るのも手です。
以上、私の検索ルーティーンの紹介でした。
論文が手に入るのかどうかわからない状況は検索の作業を滞らせて、目的達成を遅延させます。
必要な論文があり、タイトルが分かった場合、すぐにこのルーティーンにのせて入手してしまいましょう。
論文・文献の読み方 紙媒体とiPad pro(電子媒体)を比較 ー効率が良いのどっち?ー
こんにちは。
皆さんは論文を読む時に何を使っていますか?
私は、最初は紙に印刷して、ペンで書き込みながら読んでいました。
しかし、文献の数が多くなるにつれて、整理は大変だし、持ち運ぶにはかさばってしかたない。。。
そんな経験はありませんか??
そのような問題の解決策として、私は昨年10月にiPad proを購入しました。
目的は、文献をiPad上でPDFで読めるようにするためです。
これによって私の文献の読み方は劇的に変化し、効率が良くなったと感じています。
この記事では、紙媒体とiPad proにおける論文・文献を読む手順の違い、メリットデメリットを紹介し、改めて比較することで効率が良いのはどちらか考えたいと思います。
紙媒体で文献を読む手順
①文献の入手
Macでネット上からPDFとしてダウンロードします。
②印刷
10秒ほどで出力します。
③文献の読解
いつものようにiPhoneの辞書で検索するなどしてなんとか読解します。
④文献の管理
分野ごとにファイリングして管理しています。
メリット
・直接書き込みができるので、これまで慣れ親しんだやり方。
・画面に縛られないので、横並びで見比べたりできる。
デメリット
・管理してもどうしてもかさばる。
・重くて持ち運びが大変。
・印刷機のメンテナンス等必要。(インクが高い)
・白黒印刷して図がめちゃくちゃになる。(カラーをケチっている)
iPad proを使って文献を読む手順
①文献の入手
Macでネット上からPDFとしてダウンロードします。
③文献の読解
辞書アプリやApple Pencil、使える物は全部使って読解。
⑤文献の管理
Mac上で管理しています。
メリット
・文献の印刷が不要でかさばらない!
・PDF上で辞書アプリを使えるので、単語検索がスピーディに!
・Apple Pencilで直接書き込めるので、紙媒体の良いところは保ったまま!
・探す時は、iPad pro内でPDF名を検索すれば、一発ででてくる!
・図が綺麗にみえる!
デメリット
・常にPCメガネが必要かな。
→ 使用しはじめて8ヶ月が経過しましたが、悪影響はまだ感じない。
・充電切れやコンセントなし環境ではなにもできない。
→充電のマネージメントには気を配ります。
・Cellularモデルでない場合、iPad pro単体での文献入手が不可。
→Wi-Fi環境やAir Dropで今の所不自由はしていない。というかiPad proで文献を探さない。
結論
iPad proを使用して読む方が効率が良い。
私の場合は、英語の単語を調べるのがスムーズな点も重宝しています。
要は、iPad proを使って文献を読むのは、Appleさんが推奨していたペーパーレスです!!
論文・文献がかさばるのを解消したい人
隙間時間でも文献を読みたい人
英語論文の単語検索をスムーズにしたい人
このような人にめちゃめちゃおすすめです。
以上。紙媒体とiPad proを使用した文献の読み方の比較でした。
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カイ2乗検定
こんにちは。
統計の話です。
今回は、「カイ2乗検定」についてまとめてみました。
カイ2乗検定が証明するのは、
「データが予測どおりの割合か否かを判定すること」
使い道は、
「独立変数AとBによって従属変数が異なると言えるか否かを証明する」
例えば、「男性(独立変数A)と女性(独立変数B)で、糖尿病(従属変数)に罹患する割合が異なるのかどうかを証明したい場合」にカイ2乗検定を使って証明できます。
ある病院で調査をした結果、下記の表1が得られたとします。
表1 | 男性 | 女性 | 合計 |
糖尿病 + | 24 | 13 | 37 |
糖尿病 − | 15 | 18 | 33 |
合計 | 39 | 31 | 70 |
糖尿病を罹患した人数(糖尿病+)は男性が24人、女性が13人となっています。
この結果だけをみると、男性の方が糖尿病になりやすいと考えられそうです。
しかし、反対に、糖尿病を罹患していない人数(糖尿病−)は、男性が18人、女性が15人です。この結果からは、男性の方が罹患しにくいとも考えられますね。
この場合、表の数値からだけではどちらかの解釈を採用するための根拠がありません。
それは、今回調査をした対象群がたまたまこの結果だったからという原因を排除できないためです。
しかし、カイ2乗検定を使えば、男性と女性で違いがあるのかどうかを証明できます。
仮説「男性と女性で、糖尿病に罹患する割合が異なる」に対して、帰無仮説をたてます。
帰無仮説は、証明したい仮説の反対です。
したがって、帰無仮説は、「男性と女性で、糖尿病に罹患する割合は等しい」となります。
本例題では、糖尿病の罹患率が仮に30%だったとします。
実際に調査した結果は、下記の表1の通りです。
表1 | 男性 | 女性 | 合計 |
糖尿病 + | 24 | 13 | 37 |
糖尿病 − | 15 | 18 | 33 |
合計 | 39 | 31 | 70 |
一方、糖尿病に罹患すると予測される値は罹患率30%であるため、表2の通りとなります。
表2 | 男性 | 女性 | 合計 |
糖尿病 + | 12 | 9 | 21 |
糖尿病 − | 27 | 22 | 49 |
合計 | 39 | 31 | 70 |
このように、実際に調査して得られた結果の値は、「観測度値」と呼びます。
帰無仮説が成立した時に得られるであろう結果の値は、「期待度値」と呼びます。
この「観測度値」と「期待度値」のズレを数値化したものを「カイ2乗値」と呼びます。
カイ2乗値は、((観測度数ー期待度数)2/ 期待度数)の総和で算出します。
期待度数と観測度数が一致すればするほど、カイ2乗値は小さくなり、ずれが大きくなればなるほど、カイ2乗値は大きくなります。
自由度1の場合、カイ2乗値=3.84以上になれば、p < 0.05となり、有意な差があると解釈します。
本例題の場合、
カイ2乗値=(24-12)2/12+(15-27)2/27+(13-9)2/9+(18-22)2/22
=12+5.33+1.78+0.73
=19.84
となります。(計算まちがってないかな?(笑))
したがって、今回の帰無仮説は棄却され、「男性と女性で、糖尿病に罹患する割合が異なる」という仮説が証明されました。
以上がカイ2乗検定の流れになります。
他にも、
「糖尿病に対して治療Aと治療Bを行ない、一定期間後の寛解・増悪した人数を比較し、治療法により治癒率が異なると言えるかどうか」を証明する場合
「A店とB店でサッカーボールと野球ボールの売り上げがことなるかどうか」を証明する場合などで使えます。
初めて統計のまとめを作成しましたが、Blogという形に残す作業はとても下調べや準備が必要だと知りました。
Blog等に記載されている情報を活用するときは、感謝しなければいけませんね。。。。